ハンドメイド作家は利益率の高い商売であるべき理由

handmade

ハンドメイド作家は、小売店や飲食店など普通の商売と比べると、基本的に粗利率を高くできる職業(商売)です。

といっても、あくまでも売れている作家さんの場合の話です。

いや、そうあるべきだと思うし、そういうところを目指すべきなんです。

売れなければ利益も出ませんし、そうなると利益率もへったくれもないですからね。

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普通の商売とハンドメイド作家の違い

普通の商売
作る人 売る人

普通の商売は、「作る人」「売る人」が分かれています。

たとえば、冷蔵庫を作る家電メーカー(作る人)と、それを売る家電量販店(売る人)。

お米を作る農家(作る人)と、それを売るスーパー(売る人)・・・・・・。

このように、「作る人」と「売る人」が分かれています。

ハンドメイド作家
作って売る人

でも、ハンドメイド作家の場合は、「作る人」と「売る人」は一人で完結できてしまいます。

作品は自宅で作れますし、インターネットやハンドメイドイベントで簡単に販売できます。

つまり、自分で作品を作り、自分で作品を売ることができます。

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でも、これはどういうことを意味するのでしょうか?

順番に説明していきます。

利益構造の違い

普通の商売の場合

普通の商売の場合は「作る人」と「売る人」が分かれています。

「作る人」と「売る人」が分かれていると、「作る人」「売る人」それぞれにマージンが発生します。

その理由を見ていきましょう。

まず「作る人」は、「売る人」に商品を売ります。「売る人」からすれば、商品の仕入れですね。

このとき「作る人」は、ちょっと利益を上乗せして売ります。

それがマージンです。

今度は「売る人」は、お店で買ってくれたお客様にマージンを乗せて販売します。

つまり、こういうことです。

「作る人」が「売る人」に販売するときにマージン1回

「売る人」がお客様に販売するときにマージン1回

マージンが2回あることになりますよね。

これが普通の商売の構造です。

ハンドメイド作家の場合

でも、ハンドメイド作家さんの場合だと、「作る人」と「売る人」というのは同じ人ですから、マージンは1回だけとなります。

ということは、一人でやれば、その1回分のマージンをそのまま自分の利益にできるということになります。

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工夫次第で利益率アップ

それともうひとつ、ハンドメイド作家さんにとって良いことがあります。

それは、自分の工夫次第で材料費など制作コストを極限まで下げられることです。

販売価格が100としましょう。

材料費などの制作コストが20ありました。

利益は、80です。

もし、制作コストを10にすることができれば、どうなるでしょう。

利益は90になります。

販売金額が同じであれば、コストを下げれば、その分利益が増えるのです。

その利益をお客様にちょこっと還元するなどすれば、大変喜ばれるでしょう。

人気も利益も上がって、一石二鳥ということになります。

定期的に売れる作品があれば、なんとか工夫して制作コストを下げることにより、利益率を高めることができます。

関連記事 材料費を抑えてハンドメイド作品の利益率をアップ!ネット専門店まとめ

デメリットも

「作る人」と「売る人」が同じだと利益率は当然高まりますが、当然デメリットもあります。

それは、労力が分散してしまうことです。

「作る」と「売る」を両方やるので、労力が分散してしまうのです。

ある程度の「販売量」が出てくると、両方やる限界が見えてきます。

あんまり売れすぎて、作ることに集中できなるのです。

効率が悪くなるんですね。

販売量が増えて手が回らなくなった時の対処法2つ

販売量が増えてきて、「作る」も「売る」も手が回らなくなってきた!

そうなった場合は、2つの選択肢があります。

  1. 販売価格を上げる
  2. 「作る」か「売る」、どっちかに専念する
販売価格を上げる

ひとつは、販売価格を上げて「売る」量自体を縮小する方法

この方法であれば、売上を維持したまま、「作る」と「売る」のバランスを保っていけます。

「作る」か「売る」、どっちかに専念する

もうひとつは、普通の商売のように「作る人」と「売る人」に分ける方法です。

この方法を取る場合は、今までのやり方をガラッと変える必要があります。

今まで個人でやっていた作業を、誰か別の人に依頼しなければならないからです。

個人的作業から組織的な作業へ転換する必要があります。

利益率は当然下がりますが、効率は上がります。

安定した売上を保ちながら、あなたの作業量を下げることができます。

「売る」はネットに任せる

まあ今の時代当然なのかもしれないですが、「売る」のはネットにまかせておいて、自分は作品制作と時々の注文対応に専念するということもできます。

Etsyなどの作品マーケットは、お客さんがたくさんいて良いのですが、やっぱり将来的には自分だけのショップを持ちたいですよね。それに、自分の作品が埋もれてしまう不安もあります。

Etsyなどの作品マーケットは手軽に作品を販売できますが、自分専用のネットショップを持つには費用もかかるし、設定がいろいろと難しかったりもします。

でも、ライフワークとして、のんびりと自分のブランドやファンを育てていきたいとお思いの方には、多少設定が難しくても自分専用のショップを持つ方が、長い目で見ると楽しいかもしれませんね。

ネットショップについては、こちらのページにも書いています。気になる方は、読んでいただければうれしいです。

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