ハンドメイド作品とアート系の作品の違いは、どこにあるのでしょうか?

craft

クリエイターズマーケットやデザインフェスタ、手作り市などでは、ハンドメイドの手作り作品があったり、アート寄りの作品が一緒になって出品されています。

ハンドメイド作品とアート系作品の違いってあるんでしょうか?

考えてみました。

ハンドメイド作品とアート系の作品の違い

そもそも、ハンドメイド作品とアート系の作品ってちょっとニュアンスが違うと思います。

これって混同しやすくて、いろんなところでごっちゃになっています。

あまり両者の違いについて意識していないという事業者も多いです。

でも、よく考えるとやっぱりこの2つって別モノなんじゃないかな? って思うのです。

ハンドメイド作品は、実用目的

ハンドメイド作品って「実用的」という意味合いが濃いと思います。

もともと工場などで大量生産される規格品に対して、ひとつひとつ手作りで丁寧に制作されたものがハンドメイド作品と言われています。

バッグとか家具とかアクセサリーがハンドメイド作品の代表的なものですよね。

一点一点手づくりなので、人の温もりが感じられるところ、世界に一つとないところが魅力です。

既に生活に溶け込んでいるものを手づくりで作るので、わかりやすいというのも利点ですね。

お客様のために作る

ハンドメイド作品というのは、自分のために作るというよりは、お客様のために作るという制作目的が強くなります。

お客様の喜ぶ顔が見たいから作るという人が多いのが特徴だと思います。

knitting

アート系の作品は、個性や表現重視

既に商品として存在しているものを一つ一つ手づくりするのがハンドメイド作品です。

これに対してアート系作品というのは、コンセプト段階からハンドメイド作品とは全く違ってきます。

既に商品として存在している既成品のコンセプトを使用するのではなく、自分オリジナルのコンセプトを打ち出すのです。

そのため、その作品には作家の表現したいことや伝えたいことなどが盛り込まれます。

つまり、アート系の作品には作家の強烈な魂が入り込んでいるのです。

作家のクローンといっても良いくらい、作家その人が作品に強く表れます。

作品そのものが作家自身を表しているような私小説的なディープな作品もあります。

自分が伝えたいことがあるから作る

アート系作品の制作目的は、お客様のためではなく、自分の表現したいことがあるからです。

時にはお客様が喜ぶどころか、価値観をもひっくり返すようなインパクトの強い作品が生み出されることもあるのです。

そういうアート系作品は、一般人の生活とは違う次元にあるため、わかりづらい点が多分にあります。

受け入れられるには時間がかかりますが、一旦受け入れられると最強のちからを発揮します。

とても強烈で、誰にもマネのできない、作家独自の世界を作ってしまうのが、アート系作品の特徴です。

ハンドメイド作品とアート系作品の融合というアイデア

どっちを目ざせばいいのか?

最終的にはそれは作家さん次第ということにはなるんですが、それだとあまりにも面白くないですので、ひとつアイデアを提案したいと思います。

それは、ハンドメイド作品とアート系作品のいいとこ取りです。

実用的なものを自分が主張したいコンセプトでリメイクするというアイデアです。

ごみ問題を主張するために、食べ終わったスナック菓子の袋を色鮮やかに組み合わせて作ったバッグという作品がありますが、それなんかはハンドメイド作品とアート系作品のいいとこ取りに似た発想ですね。

バックという既成品をリメイクして、独特の個性を持つアート性を出すような作品。

ハンドメイド作品だけど、コンセプトはアート系と言ったように。

実用的なものなので、お客様にわかりやすく購入に繋がりやすいですし、独特の個性が徐々にファンの間でブランド化していきやすのです。